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写真＝『悪魔判事』放送画面

暴けば暴くほど酷いディストピアの実態にジニョンが膝をついた。

24日に放送されたtvN土日ドラマ『悪魔判事』7話の視聴率は、最高8％を記録した。

この日の放送では、正義と原則に従っていたキム・ガオン（ジニョン）に、冷酷な現実を見せたカン・ヨハン（チソン）から、社会的責任財団の理事長を殺害し自ら王座になったジョン・ソナ（キム・ミンジョン）まで衝撃と混乱に陥ったディストピアが描かれた。

カン・ヨハンは、疫病後、積極的に慈善事業をたてた財団が災難救護ではなく広報に重点を置いたことに注目し、メディアを通して“ノブレス・オブリージュ”イメージを売ったとみた。そして政権を握った後、元金を回収することを狙った財団の人事たちが大々的に施行した事業の実情はホームレス、貧困層、社会不満勢力たちを閉じ込める集団収容施設だと推論した。

キム・ガオンがカン・ヨハンの戦いを助けると出た中、彼らは次の目標である財団の人事たちの分裂を引き起こすように仕組んだ。人の心理を操るのに卓越した能力を見せるカン・ヨハンは、彼らの不安感を利用して簡単に雰囲気を乱した。その手を読んで動揺しないのはジョン・ソナだけだった。

財団の人事たちをコーナーに追いやったカン・ヨハンは、緊急記者会見を開き、嘘で場を壊した。ありもしない財団の内部資料を入手したと話したことも、ちゃんとした不正の情報提供がないにも関わらず、情報提供がたくさん来ていると嘘を伝えた。財団の人事たちが隠密に資料を渡した現場は写真で公開、信憑性を高めた。資料が偽物でも本物でも重要なことは「本当に何かあるんだ」という世論を形成することだ。

ジョン・ソナは混乱に陥った財団の人事たちにこの波紋を静まらせる方法として、全国民が尊敬する理事長ソ・ジョンハク（ジョン・インギョム）の死を提案した。

結局、財団の不正疑惑は内部職員たちの仕業で、ソ・ジョンハクは全ての過ちを背負って自殺したことにした。新任理事長はジョン・ソナになり、この日の放送は終わった。

このように『悪魔判事』7話は、国家を相手にカン・ヨハンの強い攻めを“ソ・ジョンハクの死”で跳ね返したジョン・ソナの鳥肌立つシナリオで締めくくられた。これによって消えた疑惑をカン・ヨハンはどう蘇らせるか、さらに大きな権力の前に無力なシステムをみてパニックに陥ったキム・ガオンがどんな行動をとるのか注目される。

キム・ミファ記者

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